映画「岳」を観て

映画「岳」を観て

映画「岳」を観て思った事

こんな山岳映画始めて見た
漫画の原作も読んでいなかったからなおさらかも
正直いって大したことないだろうってたかをくくっていた。
でも実際には

久々に大感動

主人公のあの明るさがとても新鮮で、あっという間に引き込まれてしまった。
もっとも主人公の心の奥には親友を山で亡くしたという深い傷があった。
そのつらい経験を乗り越えてこれたからこそ、心の底から笑顔でいられるのだなって
つくづく感じた。

つらさを背負い込んで落ち込んでいても現実は変わらない
現状を変えるには、勇気を持って乗り越えるしかない
人に頼るのもいいけど、最後は自分で行動することしかない。
思い切って飛び出そう

つらい思いをし、乗り越えられたからこそ、人にやさしくまた厳しく接する事が出来る


山に捨ててはいけない物
 「ゴミ」と「命」
この言葉、心にずっしりと重く響いてきた。

山で死ぬのは美学でもなんでもない。
初めから死を覚悟して登る
それも否定はしない
それだけ緊張感を持てる
そして、そう考える人ほど行動が慎重に思える。

山で大切なこと

「規律」を重んじ「感情に流されない正確な判断」と「撤退する勇気を持つ事」「惜しみない協力」「決して諦めない」

山でトラブルを最大限回避するには、周到な準備と自分に見合った山を選ぶことと、決して見栄を張らない。
だからといって、チャレンジ精神は捨ててはいけない。
これがなければ面白くない

トラブルが起きた時の対処方法も少しは身に付けておくべき。

山に行くのは自己責任にで行くのだから関係ないと言うことを言う人がいるけども、しかし
しかし、それ以上に社会的責任があると言う事を忘れてはいけないと思う。
ひとたび事故を起したり、巻き込まれたり、遭難してしまった時は
多くの人に迷惑をかけると言う事を肝に銘じておくべきだと思う。

どんな山に行く時にも必ず
「周到な計画を立てる」
「頭を鍛える」
「体を鍛える」
「自分がいける山を選択する」
「登山届けを出す」
「山岳保険に入っておく」


若い頃は、いけいけどんどんの特攻隊的な登り方をしていました。
なんか起こっても、救助隊がいるからなんて安易な考えを持っていました。
今思うとなんてムチャクチャだったのだろうかと思う。
何も無かったのはたまたま運が良かっただけ。
何も無い事が続くと感覚が麻痺してしいがち。

とにかく、安全登山で思いっきり楽しみましょう。